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付加価値に潜むお金をなるべく使わない方法


付加価値の享受に必要なある程度のバランス

先に、付加価値には、必ずその対価としてのお金がかかっていることについて説明をしました。次にこの付加価値を、支出からなるべく排除する方法について考えを進めていこうと思います。支出を貯蓄へとシフトさせる必要があるからです。

まず最初に、付加価値をまったく用いない生活を考えます。これは、現代の私たちには実現することはなかなか難しいのですが、究極の例を知っておくことは重要です。

付加価値をまったく用いない生活とは、自給自足です。つまり、必要なもののすべてを、自ら作り出す生活ということになります。必要なもののすべてを自ら作り出すわけですから、ここには付加価値はありません。

人や企業の手によって生み出される付加価値をまったく用いないわけですから、部分的に原料費はかかるかもしれませんが、それ以外のお金はまったく必要とならないわけです。

しかしこの生活は究極であり、問題もはらみます。なぜなら、すべてを自ら作り出すには、膨大な労力と時間を要するからです。人の手を借りない代わりに、自分の時間を膨大に消費することになります。この時間をお金に換算した場合、大きな金額になることでしょう。これであれば、アルバイトなどでお金を作り出し、そのお金によって、最低限に必要なものやその付加価値を買ってしまった方が安く済むことになります。

つまり、付加価値の享受には、ある程度のバランスも必要となるわけです。

付加価値はなるべく排除する方向で適切に享受する

では、付加価値を適切に享受するためには、どのような方法を用いればよいでしょうか。

たとえば、お皿が一枚必要となったとします。自給自足においては、これを自ら作り出す必要があります。ところがお皿一枚なら、100円均一店へ行けば手に入れることができます。100円に所得税をプラスした程度の価格で購入することができるのであれば、作るよりは購入した方が安く済ませることができます。

しかし、ここにひとつの落とし穴があります。100円は安いからと、無駄に買い入れた場合、不必要にお金が流れていくことになります。ですから、付加価値を適切に享受する前に、不必要なものには、一切手を出さない決意が必要です。

さて、この決意ができたなら、次に付加価値を享受すべきか否かの判断をするフェーズへと移行してまいりましょう。

付加価値をあぶりだすためには、他との比較をする必要があります。たとえばターゲットとするサービスや商品を、他の製品やサービスと比較するわけです。もし価格が大きく異なるのであれば、なんらかの付加価値がそこには存在するはずです。ブランドでしょうか、機能性でしょうか、もしくは品質でしょうか。

また、求めるべきターゲットが決まっているのであれば、販売店の価格を比較する必要も生じます。価格差が大きいのであれば、そこにも何らかの付加価値が存在する可能性があります。これらをもとに、付加価値がなんであるのか、またそれはいくらなのかを検証する癖をつけることで、その付加価値を、最小限のコストで購入する癖をつけることです。

なお、この際に注意すべき点があります。それは、付加価値になるべくお金をかけないというのは、単に安かろう悪かろうの商品に手を出すことではないということです。お金は無駄に使うべきではありませんが、粗悪品は結局損をすることになるからです。

ある格安商品が1ヶ月しか持たないの比べて、しっかりとした商品は10年以上も使い続けることができるかもしれません。この場合後者の方が結果的にコスト安となることについては、誰もがご理解いただけることでしょう。

付加価値の一部を削減可能か考える

さて次には、その付加価値の一部を、取り払うことができるかを考えます。付加価値には無駄にお金を支払う必要があるわけですから、場合によっては自分で行うことでそれを削減することが出来る場合があります。

たとえば、コンビニ弁当やレストランの食事には、高い付加価値がのせられているものです。単に食欲を満たすだけであれば、スーパーで食材を購入して料理をし、それを食べることで、ある程度の付加価値を取り払うことができます。

また、電子マネーのポイントにのせられて消費額が上がる傾向にあるのであれば、面倒でも現金決済に戻すことで、付加価値を取り除けるでしょう。さらには、タクシーを使うのをやめ、自転車で移動することで、高い付加価値はほぼゼロにすることさえできるはずです。

商品購入においても、現在ではインターネットで最安値価格を調べることは簡単です。また、送料や手数料を請求しない店舗なども調べればあるものです。

このように、付加価値に対する厳しい目を養うことで、知らず知らずのうちに発生していた無駄な支出を食い止めることができます。また、その分を貯蓄へとシフトしていくならば、生活レベルをそれほど落とさなくても、お金を貯めることはできるものなのです。

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