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市場における相場の概念を理解する必要性


まずは市場における相場の概念を知る

投資を行う場合、頻繁に目にすることになる言葉に「相場」というものがあります。そもそもこの相場とは、どのようなものなのでしょうか。

市場には常に需要供給があり、これが価格を決定していることについて先にふれています。相場とは、その時々の価格を言います。また、市場における価格変動によって生じる差額を利益として得ようとする投機的取引についても、相場と呼ぶことがあります。

さて、市場において利益を上げるためには、どのような取引を行う必要があるものなのでしょうか。

一般的な市場とは、固定相場ではなく、需要供給により常に価格が変動する変動相場といえます。つまり逐一価格は変動していくことになります。

そこで、相場が安い際にものを買い、相場が高くなった際にそれを売ることができれば、その価格差を利益として手にすることができるはずです。

また、相場の世界ではものを先に売って、後にこれを買い戻すことができます。これは、通常の生活ではあまり目にしないため、理解に苦しむかもしれません。

相場において、ものを先に売るためには、そのもの自体を借り受ける必要があります。そしてこれを先に売ります。先に売りから入ることで、下落相場において利益を上げることができます。

今後、価格が下落することが予想された場合、先にものを借りてそれを売ります。そして価格が下落したら、そのものを買い戻すのです。そしてそのものを返してしまえば、価格の差益が利益になるはずです。

市場においてやり取りされるのは、現物のみならず権利の場合もあります。おおよそその価格の変動格差によって利益を得ることといえそうです。

相場変動を用いた利益確保の例

では次に、実際に市場への投資において、利益を上げる例を見ていくことにしましょう。

たとえば、株価が100円の株式銘柄があったとします。この会社はそれまで目立った業績がありませんでしたが、今後急拡大するであろう市場において、大きな利益を上げることができる特許を取得したとします。業績が上がれば株価も上昇するので、100円でこの会社の株を買うことにしました。

半年後に予想通り、株価が200円になったのでこれを売ることにしました。すると、ここに100円の利益が生じることでしょう。

一方、株価が同じく100円の別の会社の株があります。しかしこの会社は極めて業績が悪いことから、今後値下がりするだろうと予想した場合、その株を借り受けて売ります。半年後に予想通り株価が50円に下落したなら、その際に株を買い戻すと50円で買うことができます。借りた株は返す必要がありますが、100円で売って50円で買い戻したことから、50円の利益を得ることができるわけです。

株式市場における取引では、これを信用取引と言います。信用取引は原資の3倍までのやり取りが可能となっています。このため、レバレッジを享受することができる一方で、相場が急上昇した場合には、大きな損失を生じることもあります。

また、外国為替や先物取引の場合は、買いからは入ることも売りから入ることも自由に行うことができます。つまり、相場が上昇していても、下落していても、その差益を得ることができることになるわけです。

市場にもよりますが、価格は日々小刻みに、そして時に大きく変動しているものです。しかし長期的な視野に立つと、相場はある種の大きな波として変動して行くものです。よって、原資が大きく多少の変動によって振り回されることがないのであれば、この大きな波を捉えることが可能となります。

また、資産を分散投資することで、複数の大きな波を効果的に捉えながら、利回りを上げていくことが可能となります。実はこれこそが、相場においてリスクを最小限に留めながら、利回りを手にする手法といえそうです。

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